唐突な虚無感問題。
数か月の事務職期間を除くと、私はニート選手歴としては二年の歴史を持っている。
たまーに顔合わせる知人に、仕事してないと暇じゃない?と何度か言われたけど、暇だとか退屈だとかはこの二年、一度も感じた事はないのですよ。パソコンがあれば24時間遊んでられる立派なネット依存症なのです。何をしているわけじゃないけど、画面の前にいると時間が過ぎる。楽しくもないけど退屈じゃあないよ?
なんて本気で思っていたんだけど、ここ最近(といっても三日目くらいなんだけど)暇で仕方が無い。本当に詰まらん。なんだこれは…これが「仕事してないと暇じゃない?」現象って奴なのか…。
と、感動と困惑の渦中に今立っているので、たぶんそろそろ働きたいのだろう。…多分。
朝5時に起きて首都圏に野菜を売りに行くお婆さんの話。
運び屋特集とかなんとかそんな感じの番組の中で、自分の畑でとれた15キロの野菜をまだ暗いうちから徒歩と電車で3時間かけて首都圏に売りに行く80歳くらいのお婆さんを取り上げていた。二十代からやってる事らしい。
スタッフが『大変じゃないですか?』って尋ねたら『電車の中荷物持ってくれたり、野菜買いに来てくれたりする人のお陰でやってられる。生きがいだよ』みたいな事語ってて、なんだかとても感動してしまった。皆(仕事)に生かされてるんだよ。って感じのお話だった。いいなあ、そう感じられる仕事と共に生きていけるのは本当に幸せだし憧れる。巡り巡って全部自分のため、って素直に言える人は更に憧れる。社会に繋がってられるのは仕事のお陰だって感謝出来るように自分もなりたいなー。
あ、でも社会人は仕事以外の場所にもコミュニティ持ってる方が幸せ度はアップするというよね。長い事務めていた職場が二つ目の家みたいになってた自分は、そこが消えてがったがたになったから、別のコミュニティは大事だなってそれは重々承知しているよ。
おしまい。