ダ性でいきたい。

頑張らないを真面目に考えてる面倒な人の帳面。

人は考え次第だなあと漫画で感じる話。

 漫画をまったく読まない、読めない私ですが唯一全巻、それも愛蔵版を揃えている漫画がある。藤竜版『封神演義』。人間界で贅沢の限りを尽くす超絶極悪美女仙人VSそれを封印したい仙人界の紀元前11世紀くらいの壮絶な中華バトルファンタジー群像劇…とでも言えばいいのかな?連載当時からの大ファンで……と言う事もなく、連載当時も読んでいたけど集めようか、と思ったのは社会人になってから。一年に一度くらい一気読みする。

 そんな藤竜封神の中で一番印象に残っているシーンが一番初めのはじめ、素朴で内気なそばかす娘、蘇妲己が狐の化生に身体を乗っ取られ文字通りに人が変わってしまう場面。ド派手にお洒落で自信満々で露出が高くて強気で物怖じせず言いたい事は何でも言う、最終的には帝たぶらかして贅沢三昧。

もともとの性格の真逆になってしまう。中身別人格に入れ替わるんだからそりゃ人も変わるだろ。と冷静な部分でつっこむけど、器は同じで中身が入れ替わった途端に見た目から生活から全てが変わるってのを漫画であれ目の当たりにして読むたびに人って中身なんだな…と考えてしまう。

内気な子であれば露出の高い服装なんて絶対しないだろうけど、中身が変わってばんばん露出して周りを魅了する。何というかな…自分が持ってて利用できるものを最大限に利用する力とか、なんか凄いな…って思うんだ。

 

 人を意のままに操る、贅沢三昧するのが羨ましいと言う話ではなくて、変わろうと思えば人ってのは変われるものなのかもしれないな。心の持ちようと言うのは大切だね。と言うお話でした。

 おしまい。